上手に付き合う大切さ

お局さんとの付き合いは自分のためにもなる

職場で嫌味は言わないこと

職場でやっかいな存在と思われがちなのが、いわゆるお局さんです。長く会社に勤めており、ことあるごとに若手社員へ嫌味をいうような存在の女性が、総称してそう呼ばれます。若いOLが、意地悪な先輩OLの仕打ちに耐えかねて…といった背景があったようです。しかし、最近の多様化するライフスタイルでは、お局さん扱いすることこそ逆にいじめているように見えてしまうこともあります。
一昔前のOLは、寿退社が当たり前のような風潮がありました。つまり、長く会社に在籍するということは、それだけで結婚できない行き遅れというレッテルを貼られてしまうのです。現在は、結婚しても職場に残ることも多く、産休や育休などの制度も以前よりか整ってきています。そして、結婚年齢も人それぞれです。そういった職場では、「お局さん」と発言する方こそ、嫌味な人だと思われることでしょう。先輩にされる注意は、業務上どうしても必要なことかもしれません。会社に長く在籍すると、何人もの新人を教育する機会があります。向き不向きもありますが、その度に同じことを言わなければならないのはけっこうなストレスです。そのため、ついいらっとしてしまうこともあるでしょう。言葉の裏側を見極める必要があります。
業務や社内マナーに関係なく、性格のことや見た目のことで単に嫌味をいわれたのであれば、腹が立って当然です。しかし、そこで同じ土俵に立つことはありません。嫌味を返してしまっては、同類になってしまいます。逆の立場で新人に失礼な態度を取られる場合は、自分の態度も見直してみましょう。円滑な人間関係は、仕事をする上でとても重要です。